トップメッセージ
日本のモノづくりを世界へ
おかげさまで金子産業株式会社は2019年3月、創業100周年を迎えました。
これもひとえに、お客さまをはじめ、皆さまの永年のご支援・ご愛顧の賜物と心より厚く御礼申し上げます。
金子産業100年の歴史は、「セーフティデバイスとして、安全で穏やかな暮らしを守る」という企業理念のもと、モノづくりにこだわり、社会に役立つ為の技術を磨き続けてきた、人と技術の歴史でもあります。
これまで一世紀に渡って皆様からお寄せ頂いた信頼を糧とし、次の一世紀も皆様のご期待にお応えできる企業でありたいと考えております。
どんな企業であるべきか? 今、成すべきことは何か? を考え、この100周年という大きな節目を第二の創業と捉え、大幅な改革を計画しています 。金子産業はこれまで常に高い信頼性と品質を維持することに注力してきましたが、時代とニーズの変化に伴い、”納期やコストを踏まえた上での”高信頼性・高品質が求められるようになりました。そのために、ホールディングカンパニーの傘下に中国、韓国、ベトナム各国の法人を配置し、各法人間で製品と部品を共有しする効率的な事業体制を築くことでコストダウンや生産性向上の向上を図ると共に、企業基盤自体のグローバル化を進めております。
将来的には、日本を研究開発の拠点として、中国と韓国はすでに確立されている販売と特殊品の製造を担う拠点へ、そしてベトナムは「モノづくり」の拠点として、グループの"主力生産工場" しての確立を目指します。
企業はそこで働く「人」があって初めて成り立つものだと考えます。
事業部制の導入、賃金賞与体系の明確化、作業内容のマニュアル化と作業環境の整備・改善、ISO9000シリーズに準拠した品質維持のためのトレーニングの導入など、
次の100年を切り拓くための人材育成・多国籍化に伴う文化や思想の違いのすり合わせるための労働環境の整備や、労働生産性の向上やモチベーション維持など労働意識を向上させるための労使関係の改革を進めております。
反面、これはあくまで個人的な見解ではありますが、品質の安定化とというのは働いている従業員の「心」そのものだと思っています。
どんなに立派なマニュアルを作っても、ISO9000シリーズの認証を受けてトレーニングをしようとも、働いている人が本来持っている「思い」や「心のあり方」が品質に与える影響は非常に大きいと考えています。
「常により高い品質を目指す」という「モノづくり」の原点と「穏やかな毎日この幸せな暮らしを守るために 信頼性の極めて高い高品質な製品を生み出そう」という創業以来から貫いた「Silent Technology」の精神は何世紀を経ても持ち続けるべきだと思います。
これからも、STKグループは皆様のご期待に応えるべく「モノづくりの原点」を忘れず「Silent Technology」の精神で取り組んでまいります。
変わらぬご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。
2019年3月
代表取締役社長
中村 善典
会社概要
会社名 | STKホールディングス株式会社 |
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住 所 | 東京都港区芝5-10-6 |
設 立 | 2000年3月1日 |